皆が恐怖する魔のカーブをキャラクター化してみた

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悪魔の住む曲線

T県のとある山。
そこにはそこにはﾍｱﾋﾟﾝｶｰﾌﾞが幾度となく続く道路がある。

夜中、霧の深い中その道路を車で通ると、後ろにバイクのライトが見えるようになる。
そのバイクはどんなに速度を落としても、速度を上げてもぴったりと後についてくる。
そしてﾍｱﾋﾟﾝｶｰﾌﾞに突入するとき、一気に車を抜く。
抜かれる時、バイクを確認した運転手は首のないﾗｲﾀﾞｰの姿を目撃し…

必ず事故を起こすそうだ。

肝試し

私はそのライダーを見てやろうと友人と二人夜中にその道を走りに行ったんです。
その日はただでさえ見通しが悪い中、霧もひどく何も出なくても事故を起こしかねない状況でした。
そんな中、連続カーブに差し掛かる直前…バイクのライトが見えました。
これを見に来たにも関わらず、私たちの背筋は凍り付きました。

カーブを走行中もピッタリと後ろを付けるバイク…。
ハンドルを握る手からは気を抜けば滑りそうなほどの手汗が滴っていました。
バックミラーでバイクをチラチラと確認しました。思った以上に巨体です。

そして連続カーブが終わった瞬間、バイクがスピードを上げました。

ついに抜きにくる…！！

私と友人はしっかりとそのライダーを目に焼き付けました。

ライダーの首はありませんでした…。
でも顔はありました。
なにより…デブでした。